優良業者選びは足場から!知っておきたい労働基準法の足場設置基準とは
2025.03.06 (Thu) 更新
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みなさんこんにちは!千成工務店代表取締役の千崎です。
外壁塗装や屋根の修繕は、私たちの大切な住まいを守るために欠かせないメンテナンスです。しかし、高所での作業を伴うこれらの工事には、常に危険が潜んでいます。作業員の安全を確保するために重要となるのが、労働安全衛生規則によって定められた足場の設置基準です。
安全な足場は、作業員の命を守るだけでなく、工事の品質をも担保します。しかし、安さだけで業者を選ぶと、労働基準法などの法令遵守を怠る悪質な業者に当たる可能性も否めません。信頼できる業者を選ぶためにも、外壁塗装や屋根修繕にかかわる法令を知っておくのがおすすめです。
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なぜ足場設置基準が重要?一般住宅も関係ある労働基準法
高所作業を伴う外壁塗装や屋根修理を行うための足場は、作業者の命綱であり、工事の質を左右する基盤です。労働安全衛生規則では、事故防止と労働者保護を目的とした足場設置の安全基準を定めています。労働安全衛生規則とは、労働基準法と同様に作業員を守るための規程です。まずは、一般住宅の工事にも足場設置基準が適用される背景を知りましょう。
足場設置における労働基準法や労働安全衛生規則の役割
労働基準法は、労働者の労働条件に関する最低基準を定めた法律です。一方で、労働安全衛生規則とは、労働安全衛生法に基づいて定められた具体的な安全衛生基準を規定する規則です。
建設や改修の現場では、労働基準法と労働安全衛生規則の両方が守られている必要があります。外壁塗装や屋根修理の現場では、高所からの墜落や転落などの重大な労働災害が起こり得ます。労働安全衛生規則では、これらの危険から作業員を守るため、足場の設置や使用、点検に関する詳細な基準を定めているのです。
設定されている基準は、足場の材質や構造、組み立て方法、安全設備の設置など、多岐にわたります。基準が守られている現場では、作業員は安全に作業を進められ、事業者は労働災害のリスクを最小限に抑えられるでしょう。
一般住宅工事で起こりうる!基準を満たさない足場設置のリスク
当然、一般住宅の工事であっても、労働基準法と労働安全衛生規則を遵守した工事が行われるべきです。足場設置の基準を満たさない場合、重大な事故につながる可能性があります。
たとえば、足場の組み立てが不十分であれば、強風や地震によって足場が倒壊し、作業員や近隣住民が怪我をする可能性があります。また、足場に手すりや転落防止ネットが設置されていない場合、作業員が誤って転落し、重大な後遺症につながる恐れもあるでしょう。
基準を満たさない足場設置によって事故が起きると、事業者は罰金や営業停止などの処分を受けることがあります。責任はあくまで施工業者にありますが、自宅の改修で事故が起きるのは避けたいものです。業者を選ぶ際には、施工価格だけでなく、法令遵守の意識が高い業者を選ぶという視点も持ちましょう。
施主が知っておきたい足場設置と近隣住民への配慮
足場設置が必要不可欠なものであるとはいえ、騒音や粉塵、作業員の出入りなど、近隣住民にさまざまな影響を与える可能性はあります。工事前には、足場設置計画や工事期間、騒音対策などを丁寧に説明し、近隣住民の理解を得ましょう。
特に、足場が隣家の敷地に接近する場合や、高所からの作業で物が落下する可能性がある場合は、事前に十分な説明と対策が必要です。工事中は、騒音や粉塵の発生を最小限に抑えるよう努め、作業員の行動にも注意を払いましょう。万が一、近隣住民から苦情が出た場合は、誠実に対応し、迅速な解決に努める必要があります。
優良業者であれば、工事を円滑に進めるだけでなく、良好な近隣関係を維持するための心配りも欠かしません。見積りの際に、近隣住民への影響を懸念していることを伝え、どのような配慮がある確認するとよいでしょう。
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知っておきたい労働基準法に基づく足場設置の必須基準
労働安全衛生規則では、足場の構造や強度、点検・保守に関する詳細な基準を定めています。施主が基準や数値などをすべて把握する必要はありませんが、どのような基準があるかは知っておくと安心です。
足場の構造・強度に関する基準
足場材には、著しい損傷や変形がない高品質な資材を使用しなければなりません。また、2m以上の高所作業で墜落の危険がある場合には、作業床の設置も義務付けられています。足場の幅は、2m超の作業では40cm以上が必要です。
床材の隙間は3cm以下、建地との間は12cm未満とし、床材は2つ以上の支持物で固定します。落下防止措置として、10cm以上の幅木やメッシュシート、防網の設置が必須です。これらの基準は、作業員の安全だけでなく、工具や塗料の落下防止にも重要です。
足場の点検・保守に関する基準
足場は、組み立て時や変更時、一部解体時、作業開始前、悪天候後、地震後に点検が必須です。悪天候とは、強風(10分間の平均風速が毎秒10メートル以上)や、大雨(1回の降水量が50ミリメートル以上)、大雪(1回の降雪量が25センチメートル以上)を指します。地震は、震度階級4以上の地震を指します。
点検で確認する項目は、床材の損傷や取り付け状態、建地や緊結部の緩み、落下防止設備の状況などです。点検は、足場に関する十分な知識と経験を持つ者が行い、点検者の指名も義務付けられています。定期的な点検と保守が行われていれば、足場の安全性を確保できるだけでなく、事故を未然に防げるでしょう。
2024年4月改正による本足場義務化について
2024年4月の労働安全衛生規則改正により、幅1m以上の足場設置では原則本足場が義務化されました。本足場は、作業スペースが広く、手すり等の安全設備が充実しており、作業員の安全性を大幅に向上させることが期待されます。
従来よく用いられていた一側足場は、敷地が広くても採用されるケースが多く、手すりなどの安全設備設置義務がないため、墜落や転落事故が多発していました。建設業の死亡災害の約4割が墜落や転落事故である現状を踏まえ、より安全な作業環境を提供するために本足場が義務化されています。
足場設置で優良業者を見抜く!施主が確認すべきチェックポイント
安全な足場は、工事の質と作業員の安全を確保する上で不可欠です。しかし、悪質な業者は、コスト削減のために基準を無視した足場を設置する可能性があります。ここでは、優良業者を見抜き、安心して工事を任せるためのチェックポイントを解説します。
見積り書や契約書で確認すべき項目
見積り書を受け取ったら、足場設置費用だけでなく、安全対策費用も記載されているかを確認しましょう。足場材の種類や数量、組み立て・解体費用、運搬費用などが詳細に記載されていると安心です。省略されている場合は、詳細な説明を求めましょう。
契約書には、法令遵守や安全対策の徹底、事故発生時の責任の所在などが明記されているかを確認しましょう。保証内容やアフターサービスについても確認が必要です。不明な点は必ず質問し、納得できるまで説明を受けましょう。
工事前の説明・確認事項
工事前には、業者から足場設置計画の説明を受け、使用する足場の種類、設置場所、組み立て手順などを確認しましょう。手すりや転落防止ネットの設置場所、作業員の安全帯使用の徹底など、安全対策の徹底も求めます。
近隣住民への配慮として、工事時間や騒音対策、車両の駐車場所などについても打合せする必要があります。工事中の連絡体制や緊急時の連絡先も確認しておくこと、安心して工事を進められるでしょう。
工事中のチェックポイント
工事中は、作業の進度だけでなく、現場の状況なども定期的に覗きましょう。足場材の損傷や組み立てが適切に行われているかは、知識がないと判断が難しいポイントです。
施主が確認できるのは、作業員の安全意識や作業態度です。安全帯を適切に使用しているか、危険な作業を行っていないかなどを確認しましょう。疑問点や不安な点があれば、遠慮せずに業者に質問し、説明を求めましょう。
優良業者の見分け方
優良業者を見分けるためには、建設業許可や足場の組立て等作業主任者などの資格の有無を確認しましょう。また、過去の施工実績や顧客の評判も参考にするのがおすすめです。ホームページや口コミサイトで、業者の実績や顧客の声を確認できます。
複数の業者から見積りを取り、比較検討する工程も欠かせません。見積り内容だけでなく、業者の対応や説明も比較し、信頼できる業者を選びましょう。
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【千成工務店の安心提案】安全な足場設置で快適な住まいを実現!~お問い合わせは、問い合わせフォーム・メール・電話、またはショールームへ~
高所作業を伴う外壁塗装や屋根修繕では、作業員の安全が最優先となります。労働基準法および労働安全衛生規則に基づく足場設置の基準は、作業環境の安全性を確保し、事故や災害を未然に防ぐための重要な要素です。足場の材質、組み立て方法、強度、点検・保守に関する基準が厳格に定められており、これらが遵守されることで作業員は安心して作業に従事でき、工事の品質も保証されます。基準を満たさない足場は、強風や地震などの自然災害による倒壊リスク、転落事故の発生など、重大な安全上の問題を引き起こす可能性があるため、施主としても業者選びは非常に重要です。
株式会社千成工務店は、法令遵守と安全対策を最優先に、丁寧な足場設置計画を実施しています。見積書や契約書に記載された安全対策の詳細な内容、工事前の十分な説明、そして現場での定期点検を通じて、作業環境の安全性を確保。近隣住民への配慮も万全で、工事中の騒音や粉塵対策、出入りの管理など、安心して住環境を守るための配慮が徹底されています。
工事の品質と安全性を両立するために、業者選びの際は施工実績や資格、評判などをしっかり確認することが大切です。安全な足場設置で安心できる住まいを実現するために、まずは千成工務店へお問い合わせください。お問い合わせは、問い合わせフォーム、メール、電話、またはショールームへの来店で承っております。
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