堺市 K様邸 破風板取り換え
2018.05.24 (Thu) 更新
堺市で外壁塗装工事・防水工事・漏水工事でお世話になっています。大森です。
本日はK様邸の下地補修工事を作業します。
まずはいつも通りひび割れ補修を行います。
雨漏りはしていませんので問題ありませんが、そこそこありましたね。
次は腐食してボロボロになった破風板の取り換えになります。
腐食がかなり進行していて手で引っ張っても取れるくらいでしたね。
無事取り外しましたので後は復旧です。
破風板は一見デザインの一種でそんなに需要がないように思われがちですが、あるとないとではぜんぜんちがうんです。
破風板の重要性を簡単にまとめると
1:台風などが発生した際、風は上からも下からも、様々な方向から吹き荒れます。特に屋根瓦や軒天などは、下から吹き上げる風に弱い特徴があります。破風板はそんな下からの強風を防止する役割を担っています。
2:実は雨漏りの原因になる箇所は屋根よりも壁からの方が多いでのす。特にケラバ(妻)側は雨どいがないため、壁面の劣化が進行しやすい面です。破風板があるだけで、雨による壁面保護が期待できます。
3:住宅火災は下から上に延焼します。火災時には窓から火が上がる事がよくあります。防火性能が高い素材でできた破風板があるだけで、住宅の延焼はある程度、遮ることができます。
4:屋根は垂木(たるき)や桁(けた)、母屋(もや)などの木材の構造材で支えられています。これらの構造材を露出することは格好のいいことではありません。破風板を取り付けることで、これらを隠すことができます。
意匠性(見栄え)が向上します。