堺市 T様邸 サイディングの塗装
2018.06.01 (Fri) 更新
堺市で外壁塗装工事・防水工事・漏水工事でお世話になっています。大森です。
本日はT様邸にてサイディングのシーラー塗装を行います。
浸透性のシーラーを塗布していきます。
シーラーとは下地と塗料を密着させる接着剤のような役割もつ下塗り材の総称です。シーラーは接着プライマーなどと呼ぶこともあります。
またパテ効果とシーラー効果を合わせ持つ一石二鳥の便利な下塗り材もあります。
シーラーには大きく分けて水系シーラーと溶剤シーラーがあり、下地の劣化度合や下地の性質によって水系や溶剤を使いわけます。塗装後に塗膜の剥がれなどの不具合が起きやすくなることもあるため注意が必要です。
シーラーは、原則としてどんなタイプの塗料であっても良いように顔料が入っていないクリアータイプを用いる事が多いですね。
匂いも少なく環境にも優しい水系合成樹脂エマルション型シーラーが一般的に使われています。
合成樹脂エマルション型シーラーはシーラーの中では最も普及しています。合成樹脂エマルション型シーラーに用いられる樹脂の種類としては、耐アルカリ、耐水性に優れた100%アクリル共重合体、アクリノレースチレン共重合体、ベオパ系樹脂などの樹脂が用いられています。合成樹脂エマルション型シーラーは、シーラーに含まれる水分が蒸発する際に樹脂の粒子が融合することで塗膜を形成します。他のシーラーと比較してポーラスな通気性のある塗膜になります。
塗装を行う面の吸収性が強い場合、下地面に急激に水が吸収されるてしまい、シーラーが下地内部に浸透する前に下地表面で粒子が融合して塗膜を作ってしてしまうため、吸収性の強い下地に対しては浸透性が悪く、下地の補強効果も劣ります。そのため合成樹脂エマルション型シーラーの使用は、塗装する面の吸収性が強すぎない場合に適していると言えます。注意点として、合成樹脂エマルション型シーラーの上塗り材としては、同じ系統の合成樹脂エマルション塗料が主流です。溶剤系塗料を上塗り材に用いる場合には向きません。
ちょっと長くなりましたけど、下地にもこだわった外壁塗装に関しては堺市でトップクラスの千成工務店をよろしくお願いします。