堺市 H小学校 アスベスト除去工事
2018.08.18 (Sat) 更新
堺市で外壁塗装工事・防水工事・漏水工事でお世話になっています。大森です。
本日は堺市H小学校のアスベスト除去工事をご紹介します。
2006年に使用が完全に禁止された以降もなお、問題視され続けているアスベスト。
2006年以前に建設された建物に住む人ならば、アスベスト問題は他人事ではありません。
アスベスト含有の建築物を放置し続けると、その建築物はいずれ人々の身体に甚大な被害をもたらすことになるかもしれないのです。
アスベストとは、日本語で石綿と呼ばれる無機繊維状鉱物のことを言います。
1970年~1990年の間に大量に輸入され、耐久・耐熱・耐薬品・電気絶縁などの性質から建材として重宝されていました。
当時安価での購入が可能であったため、一時は「奇跡の鉱物」とさえ呼ばれていました。
そのためアスベストは、建設資材のほかにも自動車用品、電気製品、家庭用品など、一時期は様々な用途に使用されていたのです。そんな奇跡の鉱物とまで呼ばれていたアスベストですが、なぜ現在では使用が禁止されてしまっているのでしょうか。それには、アスベストにある発がん性が関係しています。
アスベストはとても小さく、ある程度のレベルまで飛散しなければ目視することは難しいため、飛散しやすいにもかかわらず気づきにくいという恐ろしい性質を持っています。
アスベストの吸引により、悪性中皮腫や肺がん等の病気を引き起こすおそれがあります。
最初の吸引からおよそ15年~40年前後の潜伏期間を経て発症する可能性があることが発覚し、以降は使用が禁止されるようになったのです。アスベストのばく露により、肺が線維化し塵肺という病気になることがあります。
塵肺はアスベストの他にも粉塵や薬品等により引き起こされることがありますが、アスベストが原因とみられるものは「アスベスト肺」もしくは「石綿肺」と呼ばれています。
アスベスト肺の主な症状は激しい咳などで、重症化してしまうと呼吸機能の低下などが起こり得ると言われています。
アスベスト含有する材料を撤去する時は防護服等を着用し安全に撤去しなければいけません。